骨粗しょう症とは
骨粗しょう症は、骨に含まれるカルシウム量が減少し、骨がスカスカに脆くなってしまう病気です。年を取るにつれて体の様々な機能が衰えてきますが、骨も例外ではありません。特に女性の場合、閉経後は骨密度が低下し、ちょっとした負荷や衝撃で骨折してしまいます。これをきっかけとして要介護状態になってしまうことも少なくありませんので、早めに対処することが肝要です。
圧迫骨折のリスクが高まります
人間の骨量は、概ね20~30歳ごろにピークとなり、その後は徐々に減っていきます。これによって骨粗しょう症となり、背骨が体重を支え切れずにつぶれたり、背中が曲がったり、圧迫骨折のリスクが高まります。特に足の付け根の骨を骨折すると、体を支える働きが大きく損なわれますので注意が必要です。
骨量が減少する主な要因
加齢 女性ホルモンの変化 遺伝 カルシウム不足 ビタミンD不足 日光浴不足 運動不足 喫煙 飲酒 カフェイン摂取 食塩や糖分の摂りすぎ ストレス 一部の薬剤
主な治療と予防法
食事療法 運動療法 薬物療法
食事療法
私たちの体の骨は、カルシウムやタンパク質によって作られています。その骨を作る過程でビタミンDやビタミンKも必要となります。つまり、骨粗しょう症を予防し、病状の進行を食い止めるには、適切な食事によって、これらの栄養素を摂取しなければなりません。患者さまの生活習慣や骨粗しょう症の状態によっても異なりますが、毎日カルシウムを700~800㎎、ビタミンDを400~800IU、ビタミンKを250~300㎍ほど摂取するよう心がけましょう。
運動療法
適度な運動を続けることによって骨は丈夫になります。体の状態に見合った負荷を継続してかけると、筋肉も鍛えられ、体をしっかりと支持したり、バランス感覚を整えたり、ふらつきを減らして転倒を防止する効果が見込めます。そのため、運動療法は骨粗しょう症の治療に欠かせません。
骨量を増やすには、ウォーキングやジョギング、エアロビクスなど、中程度の強度の運動が特に効果的です。激しい運動をする必要はありません。散歩くらいの負荷でも有効なので、可能なら毎日、少し厳しいと思われる方は週に数回程度から始めてみて下さい。
薬物療法
骨粗しょう症の病態が進んだケースでは、食事療法や運動療法だけで骨折リスクを抑えるのは難しくなるので、薬物療法を開始します。現在使われている薬には、骨の吸収を抑える骨吸収抑制薬、骨の形成を助ける骨形成促進剤、腸管からのカルシウムの吸収を促進して体内のカルシウム量を増やす薬などがあります。また、腰や背中などに痛みがある場合は、痛みを除去する薬も用いられます。どんな薬を選び、いつから治療を開始するかについては、個々の患者さまの年齢や症状の進み具合などを考え合わせながら、医師が判断します。
院長
- 川原英夫
診療科目
- 整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、内科、外科
電話
- 045-800-5502
住所
- 〒245-0016
横浜市泉区和泉町5627-1
サザンヒルズいずみ野1F 最寄り駅
- 相鉄いずみ野線「いずみ野駅」
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診療時間
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15:00~19:00 (※受付開始は14:30。 受付終了は18:30) |
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休診日:日曜・祝日 ●:14:00~17:00(※受付開始は13:30。受付終了は16:30)
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